7月の締めくくりはフィールドワーク
森の植物観察会に参加してきました
木之本町金居原の森の中へ
たったの1日で
107種類もの植物と出会うことができました
もちろんカウントに入れていない植物もあるわけで
本当に全てをカウントしたら・・・
とんでもない数になりそう!!
植物を解説してくださったのは
滋賀県生物環境アドバイザー 森小夜子さん
人と植物とのかかわりをテーマに
先人が植物とどう関わってきたのか
という眼差しで植物を見つめる森さんのお話は
面白くてあたたかくて
植物と暮らしの関係を教えていただくことで
その植物をさらに身近に感じられ
身近な植物を今の暮らしにどう楽しく活用していけるか
をテーマにしている私は
ハートを撃ち抜かれっぱなしでした
紹介していただいた植物が107種なら
私が撮影した写真の枚数は170(笑)
とてもじゃないけど載せきれませんので
少しずつご紹介できればと思います
こちらはクズの葉(のはず!)
クズは葛
葛粉はこのクズの根っこからとれる
デンプンから作られています
私の地元は山に囲まれ
幼い頃はよく父に山に連れていかれていたので
見覚えはあるんです
でもクズだとは全くわからない
そんなことだらけなんです
だから、ようやく一致することが
嬉しくて嬉しくてたまりません
嬉しすぎて
葛粉を使いたくなって
今日はおやつに豆乳ブラマンジェを作りました(笑)
この植物観察会
地元にどんな植物が生育しているのかを知りたい
という願いはもちろんのこと
アロマ・ハーブを扱う私としては
地元に自生する薬用植物に出会えたら
それも日頃よく使う薬用植物の近似種などに出会えたら
という願いもありました
とても好きなハーブのひとつで
私自身もアレルギーの体質改善のために飲んでいるハーブが
ネトル(セイヨウイラクサ)
山に行けばイラクサがあると聞いていたのです
そして、この金居原にはあると聞いていたので
この日一番会いたかったのは、イラクサ
ミヤマイラクサ
深山棘草
イラクサに会えた―!!!
と感動すると同時に浮かんだ感情は
「ん?なんか違う」
「お花、こんなだっけ?」
イギリス在住のメディカルハーバリスト
リエコ・大島・バークレー先生のお散歩動画で
春にネトルのお花や群生を目にしていたのですが
何やら印象が違うんです
ネトル(セイヨウイラクサ)を育てている
姉魔女が写真を送ってくれました
上の写真
左がミヤマイラクサ
右の2枚がセイヨウイラクサ
お花も葉っぱも
形状が異なります
ミヤマイラクサのことを軽く検索してみると
山菜として活用されてきた様子
調べていくと面白そうなので
標本を見比べたり
図鑑で調べたりしながら
追っていきたいと思います
1番の目的だったイラクサ
会えたっ!!!
オトギリソウ
弟切草
漢字にするとドキッとするこの植物
エピソードがあるので
気になる方はぜひ検索してみてください
ハーブティとして売られているのは
セイヨウオトギリソウ
=セントジョンズワート
今年に入ってからというもの
ちゃんと植物の和名と英名と学名
覚えてよかったなと思います
和名 ⇔ 英名 ⇔ 学名
が頭に入っていたおかげで
「オトギリソウ」と説明されて
「セントジョンズワート」がでてくるのです
スクールで学んで試験のために暗記する際は
ひたすら苦行となるんですが
暗記しておくとこうやっていいことがあります
森さんの説明では
昔から傷薬として使われてきたとのこと
すると、参加者のひとりから
昔傷口に揉んだ葉っぱをペタッと
貼ってもらった経験があるというエピソードが
私はオトギリソウを知りませんでしたが
傷口といえば、チドメグサを貼った経験があります
小学生のときにケガをした友達がいて
何人かでグランド近くに生えていたチドメグサを採り
保健室に持って行った覚えも
先生はチドメグサじゃなくて
消毒液を使われましたけどね(笑)
あちこちに生えていたのがこちらの薄荷
自生のミントです
すぐに頭の中は「?」でいっぱいに
ミントと言えば
地下茎で増えるから地植え要注意のはず
(カラミントのように
地下茎で増えない種類もあります)
香りは我が家の和薄荷に酷似しているけど
庭に地植えした和薄荷は大暴れしているのに
山の自生ミントは群生していない
しかも
葉っぱを1枚ちぎろうと引っ張れば
根こそぎ抜けてしまう
森先生におたずねすると
日本の自生ミントはこういう育ち方なんだとか
我が家の和薄荷・・・
本当に和薄荷なのかー!?
という疑い浮上(笑)
こちらはニワトコ
ニワトコ
庭常
「え?ニワトコ!?」
と思わず声を出しました(笑)
ニワトコと言えば
エルダーです!!
インフルの特効薬と言われるエルダー
ハリーポッターの杖を思い浮かべる方もいるかな
セイヨウニワトコは地植えすると
とんでもなく大きくなってしまうので
植えるのを躊躇していました
(今年いよいよ植えちゃいますけどね)
日本のニワトコは
背丈程度にしか伸びないんだそうです
セイヨウニワトコと
日本のニワトコ
並べて植えてみたい欲がでてきています
ハーブの世界で親しい植物たちが
全く同じ種類ではなくとも
地元に自生していました
これは嬉しい!
もっと歩けば
もっとあるに違いない
かなりワクワクしています
長くなってきましたので
ひとまず今日はこの辺で
また改めて他の植物もご紹介いたしますね
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